3年生が背負うもの。

私が働いている県では、今週末がコンクールの締め切りです。

私の学校では、1年生がたくさん入ったこともあり、
例年小編成の部で出場していましたが、
今年は大編成(俗に言う全国に繋がる部門)に出ようと思っています。

ただ、

生徒達は猛反対こそしないものの、
やはり、1年生の指導になかなか難しさを感じているようで、
コンクールまでに、この1年生をしっかりと1人前に育てることが
できるのだろうか、と心配で、
いっそのこと小編成で出ないかな?と感じている生徒は
少なからずいるようです。

私自身も、もちろん悩みます。
今まで少人数バンドでここまでやってきたのが、
いきなり人数が増えて、部活の雰囲気も、世界観も
ほわーっとした1年生の空気に流されつつある今、
このままで良いのだろうか、と
悩んでしまいます。

でも、答えは簡単です。
良いわけけないんです。

ってことは、結論としては、
後輩をしっかりと育てる、ということ。

結果を先に求めようとすると、
やっていることの本質が薄くなり、
表面のことしか感じられなくなる。

今、やっていることの意味や本質を追究して、
充実した毎日を送ること。

もちろん、目標を立てて、
達成するための努力をして、
充実した毎日を過ごす。

そのためには、
人数を減らせば成績がとれるかもしれない。
と、思ってしまう。

でも、それだって、
金賞を取れる確証はないし、
そうやって安心感が出てしまえば、
結局気持ちにほころびが出て、
演奏にも必ずボロが出る。

3年生は、昨年よりも良い結果を求めたいし、
自分たちの代でコケたくない。
でも、それ以上に大切なものは、
部活動という毎日の中で、
後輩達にどういう生き様を見せることができるか。

後輩達は、その背中を見て、
何を感じ、自分達の代ではどうしたいのか、
そうやって、時代を超えて考えが伴っていくのだと思います。

3年生が背負うものは大きいと思います。

でも、結果だけにとらわれることなく、
「今」を大切に、全力で過ごすことこそ、
最上級生としての在り方、そして背負うべきものなんだと思います。

そして、演奏終了後の表彰式では、
すがすがしく、気持ちよく
ステージに立てるようにしたいですね。

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