教員として、今何ができるのか?






世間はゴールディンウィークですね。

このコロナウィルスの影響で、あたりまえの生活が

全くできなくなっている状況ですが、

ふと今までの自分を思い出していたら

過去に別のサイトに書いていた記事が目に入りました。
----------------------------------------------------------------
いよいよ、今日から新年度が始まりますね。
(私は部活と転任してくる先生方を迎える準備のため、昨日も休日出勤でしたが)
今日は、吹奏楽のことというよりも、教員の仕事について少し書きたいと思います。
私は今、教員18年目なのですが、
15年目くらいの研修で、「ミドルリーダーとしての在り方」というような研修を
ずいぶん行いました。
簡単に言えば、後輩の育成、学校への提言、リスクマネジメント、などなど。
その時は、ちょうど転勤したばかりというのもあり、
学校に慣れることと研修で学ぶことが、
あまり一本の線として見えていなかったのですが、
去年の夏くらいから、その研修で言われていたようなことが、
凄く実生活と重なるようになってきました。
教育現場でも、先生という立場でも、
そこは社会ですから、いろいろな考え方の人がいて、
いろいろな価値観がそこにはあります。
だからといって、自分の意見だけを通していると、
もちろん同調されることもありますが、
時として、周りからは疑問の声が投げかけられます。
それも、直接ではなく、間接的に。
直接言えれば良いのでしょうが、
文句をっている側も、なかなか面と向かっては言えないのでしょうね。
そうなると、職場には陰口が広まり、
徐々に職場の雰囲気が悪くなってきます。
その結果、少しずつコミュニケーションが薄くなり、
結果、本音でモノを言い合わなくなる。
教師としての本質は、何だと思いますか。
答えは、「生徒が充実した学校生活を送るための支援」
ではないでしょうか。
それは、勉強はもちろんのこと、人との関わり方、
部活動を通した人間形成。など幅広い視点から、生徒の成長を支えるのが教員です。
授業も部活も、教師の考え方や価値観をただトップダウンで押しつけるだけでは、
生徒は、単純にその指示に従うだけ。
つまり、
そこに心が伴わなければ、生徒はただ言われたから行動しているだけ、
ということになるでしょう。
学校現場の主役は生徒です。
生徒をいかにその気にさせるか。
これも、教員の大切な資質の1つだと思っています。
2018年度も、生徒の笑顔がたくさん見られるように、
そして、多くの経験を通して、生徒の人間性が高まるように。
今日も笑顔で行ってきます!

-----------------------------------------------------------

あれから2年が経ち、このブログを書いた日からの日々を思い出していると、

自分自身でも書いた

「生徒が充実した学校生活を送るための支援」

という言葉が印象に残っています。

ここのところ、自分はすごく心が落ち着きません。

たぶん、先に書いたこの支援を生きがいとしていたからなのでしょう。

つまり、生徒と振れあうことが大前提だったのです。

2年前からここまで、

部活動以外にも、学校の活性化を目指して、

学校案内のパンフレットや説明会の動画など、

学校のPRを全面的に行ってきました。

そうした仕事の中で、学校創設からのことを調べ、

学校が歩んできた流れを誰よりも学ぶことができました。

学校の進むべき道を模索しながら、自分ができることを

PRというもので関われた経験は非常に大きかったです。






それから2年が経ち、転勤して、

「今の自分には何ができるだろう?」

その自分がいます。

新年度が始まったとはいえ、

まだ生徒と会えていない、

部活もできていない、

学校のこともよく分からない、

先生の名前を覚え切れていない。

早く仲間になれるように、

早くチームになれるように、

そして、

1日も早く、自分としてできることを形にするために、

一歩ずつ始めていけたらと思っています。



溜め込まない

心も仕事も流れるように

とどめることなく 柔軟に

心落ち着け 穏やかに。





2020年 5月。


コメント

人気の投稿